介護・寝たきり予防

日本の現状：

• 要介護や寝たきりの約7割の原因が運動習慣や食事などの生活習慣に関連している。
• 要介護や寝たきりの平均期間は男性約9年、女性約12年である。
• 要介護や寝たきりを経験せず亡くなる人の割合は、男性10％、女性0％という研究結果がある。

日本の平均寿命は年々増加傾向にあるが、「健康とは単に病気でない、虚弱でないというのみならず、身体的、精神的そして社会的に完全に良好な状態を指す」（WHO憲章から抜粋）

この言葉の示すように、重要なのは「健康寿命」である。

介護を必要とせず、心身ともに健康で、自力で生活できる期間を「健康寿命」と呼び、「平均寿命」と「健康寿命」の差が、介護を必要としているか、または寝たきりとなっている期間となります。

平成28年に行われた国民生活調査の結果では、男性で約9年間、女性で約12年間、介護を必要とするか、寝たきりとなっているのが分かります。

平均寿命は年々伸びていますが、寝たきり期間が少なくなっているわけではありません。今後はさらに寝たきり期間が拡大することが危惧されています。

この事は、国の医療費のさらなる増大を招き、それは国民の負担となってのしかかっていきます。

では、どのような原因で要介護および寝たきりとなるのでしょうか。その原因を下のグラフに示してあります。

運動習慣の効果は様々なものがあることが最新の研究でわかってきました。筋肉が増えれば、体温が上がり免疫力がUPします。

また柔軟性を維持できれば、筋力とともに体の良い姿勢を保つことができ、歩くスピードを維持することにつながるわけです。

筋肉は関節の変形を予防し、痛くて歩けないということにならないようにできるかもしれません。
運動習慣は生活習慣病の予防・改善効果が高いのです。

食事はバランスの良い食事を心掛け、AGEの蓄積を少なくすることが大切です。

また、免疫細胞の7割が存在する、腸内環境を整えることも重要です。そのためには効果のある発酵食品をとることが推奨されています。

そして、1日7時間以上の睡眠をとるようにしてください。最新の研究では、良好な睡眠は、日中の活動により蓄積した細胞のダメージを回復させる時間であることが分かってきました。

体の老化を遅らせ、健康寿命を延ばすためには、これらの「運動」「食事」「睡眠」そして何より明るく前向きに生活する「心の健康」が大切です。

笑顔を絶やさずにいることによりNK細胞が活性化し、免疫力が向上します。

QOLメソッドで、明るく元気に過ごしてゆける未来を作ってください。